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よくある質問

水子供養

本来生まれてくるべきお腹の赤ちゃんを様々な理由で亡くされ、哀しみに包まれている方は、多く見えると思います。赤子として産まれてくれば親は当然可愛がりますが、目の前に存在しない水子は可愛がることはできません。本当に親として後悔の念、悩み、苦しみます。水子霊は、清らかな存在で、人間社会の汚れを知らない、心は宝石のように純粋です。誰よりもみ仏に近い存在です。
水子霊が天国に召されるべき親が水子供養し、残された方たちにしあわせが訪れるようにしたいものです。
いままでに当寺へご相談がありましたものを紹介し、悩み苦しんで見える方やこれから結婚される方の参考になれば幸いです。

どういう場合が水子と言うんでしょうか。

水子は、死産、流産などこの世に誕生できなかった赤ちゃんのことを指します。

私は、羊水検査の結果、お腹の子が障害児と診断されました。障害児のあるご家庭をみていると大変苦労されておりますので、夫と相談の結果減胎手術を受けました。
しかし、これでよかったのか自問自答の日々です。水子供養を行ってその胎児に詫びたいと思いますが・・・・

お気持ちはよくわかります。
多胎児でもこの例があると報道されたことがあります。
この方法の良否は言い難いと存じますが、事情があって、この世に産まれてくることができませんでしたので、納得のいく供養をされるのが、主人、子供さんの安心と幸せにつながるのではないでしょうか。

水子供養は、いつまで行えばよろしいでしょうか。

いつまでとは定めはないと存じます。通常は、一回限りで済ます方が多いと存じます。
しかし、一部を除き本来産まれてくるべき命を親の事情で塞いでしまったことは罪深いと存じます。納得のゆくまでご供養をください。最低でも毎年一回、祥月命日(亡くした月日)当日若しくはその前後に供養されることお勧めします。
これ以外に、春、秋彼、お盆に供養されることもよろしいかと存じます。

望まぬ妊娠をし、このまま産むわけにいきませんので人工中絶しましたが、この場合でも水子供養を行うべきでしょうか。

お気の毒と存じますが、あなたには何も罪はありません。
体内の胎児は無関係の赤ちゃんになり、中絶をしたことは法律に基づいてした行為で問題はありませんが、それでも何か釈然としないながらも水子供養をお勧めします。

水子供養は、必ずパートナーと同席したほうがより効果があるでしょうか。

それは、望ましいと存じますが、必ずしもそういえないとは存じます。供養を望む意志のある方が供養されればよろしいかと存じます。

私は、妊娠7週目で初期流産しました。ショックで心の整理がつかず途方にくれています。
水子供養は、直ぐ行わなければならないでしょうか。

落ち着いてからで遅くありません。亡くなった赤ちゃんは待ってくれます。あなたの供養する気持ちがあれば大丈夫です。

私は、現在妊娠中です。実は、二年前に流産しました。供養がしてありません。
今度、産まれてくる赤ちゃんは大丈夫でしょうか。

今からでも遅くありません。赤ちゃんが産まれてくる前に水子供養をお勧めします。流産で産まれて来なかった子の魂が次に産まれてくる子に宿ると言われています。善の因縁を持った子がお産まれになるようご供養してください。

流産を数回繰り返し、水子供養が足りないのではないかと、次に妊娠した場合不安です。

あまり神経質なりますと体内の赤ちゃんに影響があるのではないでしょうか。
水子供養は大切ですが、お医者さんと相談しながら日々にこにこ過ごし胎教に励まれてはいかがでしょうか。
大丈夫ですよ。丈夫な赤ちゃんが産まれてくることを祈念します。

水子供養のお布施について伺います。日頃、お寺さんとの付き合いがありませんのでわかりません。

当寺では、別段決めておりません。頂戴するのは、3,000円~10,000円です。
寺院によっては、おいくらと表示しておられるところもありますが、当寺はご志納金として、ご供養される方のお気持ちとしてお坊さんにお礼として頂くものですから、お尋ねの場合は前記のようにお答えしています。

都合により寺院に出向けず水子供養をお願いすることはできるでしょうか。

できれば参列されるのが望ましいが、事情のある方はやむを得ないと存じます。

死産しましたが、お葬式は必要でしょうか。

妊娠12週以降の場合は、死産になりますので分娩した日から7日以内に役所へ死産届けを提出し、火葬許可証を頂きます。戸籍には、何も記載されません。
死産は、お葬式をしないことが一般的ですが、亡くなった赤ちゃんの魂を出生した人間と同じように供養をしたいと思う場合は、小規模でもお葬式を行ってもよいでしょう。
当寺では、宗旨、宗派を問わず永代供養として小規模な葬式を執り行い、戒名をお付けします。この場合のご志納金は、32,000円です。この他に位牌作成費12,000円が必要です。
小さいお骨は、当寺では合葬墓に納骨するか若しくは将来、お墓を建立するまで永代供養壇に祀る方法があります。

死産後 火葬しお骨が発生します。このお骨をどうしたらよいでしょうか。

当事者に、お墓お持ちになれば、そこに納骨されればよいかと存じます。納骨に当たってお坊さんに納骨供養して頂いてください。
この場合、どなたのお骨が納骨されているか確実にするため、小規模なお葬式を行い、お坊さんに戒(法)名を付けて頂いて、墓石若しくは墓誌に戒(法)名を刻印を墓石業者に依頼してください。
この他に、当寺では、合葬墓に納骨する方法をお勧めします。

赤ちゃんを死産した友人が、小規模な葬式を行うにあたって香典を持って行きたいが・・・・。

香典は不要と存じますが、赤ちゃんの家族の気持ちに寄り添った何かをしたい気持ちの場合は、お見舞いとして包まれてはいかがでしょうか。
なお、死産という悲しい体験した方は大げさな悲しみの表現をされるとかえって悲しみが増しますので、お見舞いの服装は喪服ではなく華美にならないような地味なものを選びましょう。
普通の葬式を行う場合は、一人前の人間が亡くなったと同じ扱いをしたいと望んで見えますので、参列側も正式な服装と香典をお包みして下さい。

わたしたち夫婦は、外国人で長らく日本に住んでいますが、先頃、三人目の子を流産しました。
日々、可哀そうで毎日気持ちが晴れません。水子供養というものがあることを日本の方にお伺いしました。
水子供養すれば気持ちが晴れるでしょうか。

気持ちが晴れる一歩として水子供養をお勧めします。日本人の方に話を快く聞いてくれるお寺がどちらかを尋ね、そちらでご供養なさるとよろしいかと思います。日々、豊かな気持ちで子育て下さい。

葬儀

生者必滅、人間は、自然界から生れ、そしていずれ自然界へ旅立つのです。これが自然の節理です。
葬儀は、故人の冥福を祈って成仏祈願を行う儀式のことで、僧侶を招いて遺族や近親者で行われます。故人との別れの場として大切な意味があり、日本では宗教的な儀式の意味合いがあります。加えて、広く生前親交のあった方々が故人とお別れする告別式に大別されます。この二つが合わせて葬式と呼ばれます。
葬儀の内容は、故人が信仰していた宗教によって細かな部分は異なりますが、故人の死を悼み、極楽浄土、天国へ送り出し、遺された側がその死を受け止め、お別れするための心の整理をする行為である点は共通していますと同時に親しい人の死を通じて生を考える場となります。
言い換えると葬儀は、命の大切さや死というものへの理解を深める場としての意味をもっているといえるでしょう。
家族や親族が一堂に会する場としての意義、葬儀、冠婚葬祭、法事など大きなことがなければなかなか親族が集まることはないでしょう。葬儀の機会に集まって、皆で故人が生きた証と、その死を受け止め。しっかりと送りだすために、親族が絆を深める意味もあるのです。
当寺は、葬儀に関してお尋ねがありましたことを列記しますので、皆さんの参考になれば幸いです。

なぜ、お葬式をするのですか。

一つは、亡くなった方のお弔いです。これは、宗教的なもので世界的に民族でお弔いをしないものはないと言われます。
二つ目は、亡き人の別れです。これが、葬儀、告別式にあたり、社会的な意味があります。
三つ目は、葬儀には悲しみを癒す意味があります。僧侶の読経、葬儀がなされ、皆さまにお別れをして頂けたことが、後々、遺族の心の安らぎ安堵につながっているようです。仏式で勤められる葬儀は、死を見つめる大切な時間です。亡くなられた方の安らかな顔を見ていると、誰しも湧き出てくるものがありましょう。人間は、必ず死ぬという事実、その中で「いのち」を尽くして生きられたという感動、日々のご苦労、感謝など亡き人は身をもって私たちに「いのち」のありようを教えて下さったのです。亡き人からの眼差しを頂いていくこと、亡き人の対話が必要です。

お葬式を行う意味は。

亡き人は、私たちに大切な「贈り物」をして下さいました。それは、人間に生れた限り必ず死ぬということです。亡き人が教えて下さった「いのち」の事実をしっかりと受け止めていくことが大切です。亡き人のプレゼント、それを受け止める「場」が葬儀ではないでしょうか。
仏教が大切にしてきた先祖供養は、亡くなった人を切り捨てるのではなく、むしろ亡き人と向きあうことを通じて自らの生き方を問い直していく「いのちのバトンタッチ」なのです。

お葬式でお坊さんから葬儀のお布施の他に戒名料を請求されましたが、これは正当なものでしょうか。

どんな宗派でも戒名料を施主に請求される場合が多いと存じますが、正当か否かは、それぞれの寺院の考え方もありますが、当寺では、戒名料というものは請求しません。広く考えればお布施の中に含まれていると考えて頂いて結構です。当寺は、戒名をお金で買うと取られかねないという考えから施主には請求いたしておりません。

どうしても戒名をつけなくてはいけないのか。

戒名は、亡くなった後に成仏して立派な仏さんになるため、お釈迦さんの身弟子となるために授けられた名前です。強制は致しませんが、あの世の旅立ちに当たって戒名を付けてこそ真の仏様になる証ではないでしょうか。

生きているうちに戒名は付けて頂くことはできますか。付けて頂くと戒名料は、いかほどでしょう。

本来、戒名は、生前に付けて頂くものです。これは、授戒という法要で授けます。この法要なくしてお付けすることもできます。
当寺は、戒名料というものはありませんが、授戒法要のお布施は、32,000円、単なるお付けする場合は、お礼と称するものを持ってこられます。

当家は分家で、親族の葬儀で本家の宗派に合わせないといけないでしょうか。

以前は、本家に合わせていましたが、現代では、分家の初代であれば初代の考えで本家に宗派を合わす合わさないは自由と存じます。宗派を替えられても問題はないと存じます。

親族が亡くなった場合は、家族葬で行いたいが・・・・

最近は、葬儀の方法は多様化して参りましたが、家族葬は、ここ数年前から行われる形式で、通夜も葬儀も親族のみで執り行う葬儀です。これを執り行おうとする場合には、故人の社会的立場、あるいは商売上の関係などを考慮して家族葬で行うか否かを判断しなければならないと存じます。
ただし、それでも家族葬で行う場合は、葬儀後、喪主は、故人がお世話になった方たちにその旨をお知らせされることが良識ではないでしょうか。

お寺さんにお支払いするお布施をいかほどにするかわからないが・・・・

付き合いのあるお寺さんであれば直接お尋ね下さい。初めてご葬儀を出される施主は、その寺院若しくは葬儀社を通して寺院にお尋ねください。

お坊さんの員数は、何人にするかはわからないが・・・

施主側の予算もありますので、予算に応じてお坊さんの員数を決められてはいかがですか。現在は、当寺が関わる家族葬及び一般葬儀の僧侶の員数は、多くが1名です。

龍源寺さんでは、お布施はいかほどでしょうか。

枕経、通夜、葬儀、初七日法要を含めて次のとおりです。

僧侶 お布施 備考
1名 140千円~200千円
2名 200千円~250千円 葬儀を除いて僧侶1名
3名 250千円~300千円
4名 300千円~400千円

※4名以上の場合は、当寺へお尋ねください。

※戒名料は、請求いたしません。

二七日から六七日法要は行うべきか。僧侶にお願いする場合、お布施はいかほどか。

施主側家族で行う方法と、僧侶が読経で行う方法がありますが、施主側で選択して下さい。最近はお勤めの方が多いため、僧侶にお願いして法要を行う方法は少なくなっております。僧侶に読経をお願いの場合のお布施は、そのお寺さんにお尋ねください。
当寺は別段決めておりませんが、今までの実績からまとめて15,000円~25,000円を頂戴しております。なお、二七日から六七日までの仮祭壇は、葬儀社がご尊家にセットしてくれます。

四十九日法要までと当日までなにをどうしていいかわかりませんが・・・

仏壇がおありの場合は、四十九日まで間に合わせるため、正式な位牌を作製するか若しくは既存の位牌に刻印を仏壇店に依頼してください。
初めての仏さんができた場合には、仏壇と位牌を用意して下さい。
仏壇購入に当たって、付属品も含めて仏壇店に相談し買い求め下さい。
四十九日法要の前に仏壇開眼供養若しくは位牌開眼供養を行い、当日は白を中心にした仏花、ろうそく、線香、霊供膳、焼香(焼香台)、木魚果物、菓子、故人の好物、故人の持ち物などです。

戒名と法名の違いは。

戒名は、亡くなった後 仏門に入門し、属する宗派の仏弟子としての厳格な戒律や導きを与えられた際、規律を守るための証として授けられる名前です。元々は、生前中に仏弟子となることを自ら志願し、戒名を授というのが普通でした。
法名は、浄土真宗で仏弟子となった際に授けられる名前で、阿弥陀仏の救いの教えを守って生きる人に付けられます。

葬儀を行わず火葬する方法があると知人に聞きましたが・・・

死亡後24時間経過しますと火葬ができますので、直葬する方法があります。これは、故人に事情のある方や施主側に無宗教の方、経済的に困難の方などがこの方法をとられます。せめて、ご親族が見える方は、棺が火葬に入る前に僧侶に読経を依頼されるとよろしいかと存じます。なお、火葬後 葬儀を行うこともできます。悔いのないように故人を送りたいものです。

喪主は、ご親族の誰が行うか。

喪主は、一般的に慣習によって、ほとんどの場合家長にあたる親族が務めることになります。夫が亡くなれば妻が喪主若しくは男の子供が成人しておれば一番上の長男が務めます。
続柄による決め方として、兄弟がいる家庭では、長男以下、次男以降の直系の男子、長女、長女以降の直系の女子、故人の両親、故人の兄弟や姉妹という順に、血縁関係の深い順番で喪主を勤めるのが習わしです。
例えば 独身者が亡くなった場合、その親が喪主を務めることになります。亡くなった人により近い成人が喪主を務めることになると考えて行かばよいでしょう。
故人に血縁者がいない場合、故人に配偶者や血縁者が居ないときは、友人や知人が喪主を務めてもよいでしょう。引き受け手がいない時は、葬儀社やお寺の住職が代行してくれることもあります。法律では、喪主は誰という事は、決まっているわけではありません。

墓地

お墓は、亡くなった人を埋葬する場所です。同時に私たちの祈りの場所です。
皆さんは、お墓の前に立ち、墓石に向かって何を語りかけますか?
お経を読む人もいるでしょう。「元気にしてます?」と亡き人に語りかける人もいるでしょう。家族みんなの近況を報告する人もいるでしょう。悩みや愚痴をこぼす人もいるでしょう。就職や結婚、独立など、決意を表しに行く人もいるでしょう。誰かの病気を助けてほしいと、救い求める人もいるでしょう。もちろん、何も考えずに当たり前のようにお参りする人もいるでしょう。
私たちは、お墓に行くことで、自分たちのご先祖様に会いに、そして語り掛けしてるということをしているのです。
寺離れや墓じまいという言葉をよく耳にします。戦後の経済発展は、産み、育て、働いて、稼いで、食べなければならなかったのです。生み出すこと、増やすことが価値としてもてはやされたため、死ぬことや減ることは顧みられないようになりました。多くの若者が都会へ就職し、田舎は高齢者が残り、過疎化し、地方共同体は崩壊していきます。お寺や土地は土地に根差すものであり、先祖のつながりは、そこに生きた土地こそが大切だったのです。一方、都会に出た長年月経過した人たち、その子、孫は生活の周辺にお寺、墓がなく、私たちのの生活の周りから死や宗教が消えていったのです。
しかし、昨今の終活ブームは、働くだけが価値ではないし、いつかは死ぬのだということをわかり始めています。また、様々なモノ、コト、ヒトが軽々と行き交う時代だからこそ、重みのあるお墓の価値が高まってくるでしょう。
自分たちがこの世に生まれてきた意味、帰る場所としてお墓の必要性は必ず認識されるでしょう。東日本大震災で、津波に流された墓石を必死に探している被災者の姿に、いかに日本人は、先祖を、遺骨を、そしてお墓を大切にしてきたかを痛感します。
お墓について考えることは、家族のこれからを考えることです。
お墓は、家族のシンボルです。
私たちは、両親から生れ、そのつながりは祖父母や先祖へと続いております。
自分たちが立ち返る場所こそがお墓であり、家族がつながれる場所がお墓です。先祖という縦の関係が感じられないというのは、自身の幸福度にもつながるでしょう。なざならば、先祖関係の最前線こそ、今の自分がいるからです。亡き人や先祖を手厚く供養するということは、自分自身の、そして家族の存在を手厚くすることにつながるのではないでしょうか。お墓のみならず平成に入るとお墓以外の納骨堂、樹木葬、合葬墓なの儀選択肢も注目を浴びてきております。
以上、お墓、先祖の関係、現状を述べましたが、一般の方からお墓のことに問い合わせがありましたことについて、Q&Aで列記しますので、現在 お墓をお持ちの方、今後 お墓について検討される方の参考になれば幸いです。

お墓を立てる意味は、・・・・

一つは、死者の冥福を祈る対象としての役割
お墓は、亡くなった人を土の中に埋め、その上に石碑を建て、そして家族は、死者の供養のためにお墓参りをします。
二つ目は、生きている人たちの祈りの場としての役割
人が亡くなってから年月が経ちますと、死別の悲しみも和らいできますし、世代が下がることで遠のいていきます。するとお墓は、供養の場のみではなく、生きている自分たちの祈りの場にもなります。

遠方にお墓があり、なかなかお参りにいけません。子供たちは、こちらで生まれておりますので、私たちが亡くなった場合、お墓参りに行ってくれるか心配です。

ご自宅の近くに墓地を設ければいつでもお参りにいけます。ご自宅から車で負担がかからない距離なれば墓石の移転も可能ですが、相当の距離がある所に墓石がある場合は、移転費用も要しますので、現在のお墓を精抜き供養し、お骨を移転し、新たなお墓を建てることが最も有効ではないでしょうか。移転費用や新たな墓石建立費用など墓石業者に相談されてはいかがですか。

※お墓やお骨を他の地へ移転する場合は、移転する側の管理者に移転前の墓地若しくは納骨堂のある市町村の発行する改葬許可証を提出しなければなりません。

「手続き方法」

  1. 移転前の墓又は納骨堂のある市町村役場に改葬許可申請書の様式を受けとる
  2. 申請書に所定の事項を記入し、確かにお墓や納骨堂にお骨ある旨の証明をその管理者に証明して頂く
  3. その市町村役場に改葬許可申請書を提出
  4. その市町村役場で改葬許可証を受け取り

お墓を建てたいが、子供が承継してくれるか心配である。

少子化は、お墓の承継に切実な影響を及ぼしています。しかし、お子さんの年齢にもよりますが、お子さんに相談しても親が元気なうちは自分自身に降りかかって来ないため、適切な返事があるかは疑問である。しかし、ご両親がご先祖をお守りしていることは見ていますので、お墓を建てても良いのではないか。もちろん、墓地の場所、墓石を決めることなど、墓に関わることはお子さんにも立ち会わせることが賢明であると存じます。

現在、お墓はあるが、跡継ぎの長男が独身で、お墓の承継が不安である。

両親が、健在のうちに現在のお墓を精抜き供養し、墓石を処分し、お骨を合葬墓に納骨すれば承継の心配はなくなります。そして、お付き合いのある寺院に永代供養(永代経)をお願いされてはいかがですか。当寺でも宗旨・宗派を問わず永代経を受け付けます。
息子さんとよく話し合い、結論を見つけてください。
当寺では、上記の他に小規模な墓、永代供養墓(洋墓)を建立する方法があります。このお墓は、お参りするご親族がいなくなったら当寺が面倒みていくお墓です。

私は、子供が一人娘のため、お墓を建てるか迷っています。

納骨堂若しくは合葬墓に予約する方法があります。当寺では、このほかに将来お参りしてくれるお身内、ご親族がいなくなったら当寺が面倒を見てくれる永代供養墓(洋墓)を建立する方法があります。

墓地を申込したいが、手続きについてお尋ねします。

当寺では、墓地希望者は、龍源寺施設(墓地)使用申込書に添付書類を付けて提出し、その後 速やかに永代使用料を振込されますと当寺は施設使用承諾書を発行する。墓地希望者は、権利を得られますので、いつでも墓石を建立することが出来ます。

墓地の敷地のみを確保することができますか。

できます。手続きは次のとおりです。
当寺では、墓地希望者は、龍源寺施設(墓地)使用申込書に添付書類を付けて提出し、その後 速やかに永代使用料を振込されますと当寺は施設使用承諾書を発行する。墓地希望者は、権利を得られますので、いつでも墓石を建立することが出来ます。

永代使用料とは。

お墓を建てる敷地の面積に応じて、永代にわたってその権利を要する費用です。
当寺永代使用料の一例として、
間口 90㎝×奥行90㎝ 550千円
間口 120㎝×奥行90㎝ 700千円

墓地管理費とは。

全体の墓地(個人の墓地を除く)を管理するための、水道代、電気代、清掃費、通路管理、駐車場整備費、樹木管理費などに要する費用を墓地管理費として年1回墓地管理費に納めて頂くものです。
個人の権利を有する墓地内は、その個人が管理しなければなりません。

当寺の墓地管理費の一例として、
間口 90㎝×奥行90㎝ 一年あたり 12,000円
間口 120㎝×奥行90㎝ 一年あたり 14,000円

※当寺では、30年分を一括納めますと、31年目以降は納めてなくてもよい優遇制度です。

私共は、まだ仏がありませんが、お墓は建てられますか。

生前にお墓を建てることは、「 寿 じゅりょう 」と申して、おめでたいこととされています。将来のことも考え、残された家族や子供たちに負担をかけたくない、節税対策などの理由から建墓されるている半分以上がこれに当たります。仏壇も生前に自宅に設けることも同様な考えから来ています。
この場合でも、仏花をお供えすることは差支えありません。それは、皆さんにはご先祖があります。

次男、三男がおりますが、本家の墓に入ることは可能ですか。

独身であるか事情がある場合は、入ることは、可能であるが本家の承認がないと入りません。
それ以外は、単独でそれぞれお墓を設けることが妥当です。

先祖のお墓がいくつかあり日々の御守りが大変です。

何代か続いているうちは、お墓の数も多くお花、お水、お供え、お掃除が大変でしょう。
二つの方法があります。
一つ目は本体の墓石の周りに古いお墓を集合させ、お花やお水などは、本体のみにお供えします。
二つ目は、本体のお墓のみにし、古いお墓は全部精抜き供養し、処分する。ご先祖の戒名は墓誌に刻印する。

主人のお墓に入りたくありません。

基本的に戸籍上夫婦ですから夫婦仲はともなく共に入るべきです。あの世で夫婦仲良くできますように

私は、分家ですが、亡くなったら本家の亡き両親のお墓に分骨希望するが・・・

生前に本家の世帯主に承認を得ていく必要があります。

死産した子のお骨がありますが、お墓に納骨してもよいか。

可能ですが、水子ですのでお墓の横にお地蔵様を祀るとよろしいかと存じます。戒名などがありましたら、ご尊家の墓石横の墓誌に刻印ください。

私は一人娘で嫁ぎ、嫁ぎ先のお墓に亡き両親のお骨を入れたいのですが・・・

少子化で両家のお墓を守らねばなりませんが、ご主人の承認が得れば両家墓にすればよいと思います。
例えば 棹石の表書きは「先祖代々之墓」花立は一対ありますので花立の表の片方にご主人の〇〇家 一方に妻の実家の〇〇家と刻印します。墓誌には二つ 片方はご主人一方は奥様の実家の戒(法)名を刻印して下さい。なお、棹石の裏面は、お墓の建立資金出資者刻印します。
なお、ご主人の承認が得らなければご主人の墓地内若しくは近くの墓地内の合葬墓若しくは納骨堂を選択されるとよろしいです。当寺では、この他に跡継ぎのいない方が建立される永代供養墓がございます。

可愛がっている犬がおりますが、死んだら当家のお墓にお骨を入れたいのですが・・・

基本的には、故人が入るお墓ですので、原則としては入れることはできない。墓地管理規則には、規定してあると思います。
どうしてもいうことであれば、ご尊家の墓地に余地があれば、ペットを形どった小規模な石像を建てその下にお骨を埋葬する方法がありますが、墓地管理者に承認を得る必要があります。

遺言で海や山、宇宙に散骨を希望される方がいるが可能ですか・・・

法的に可能になりました。気なることがあれば、遺族はどちらを向いてお参りすればよいのかわからないと思います。分骨を散骨することなればまだましであります。本人及び残された遺族が納得されればよろしいと存じます。

お墓の向きは南側が最もよいか。

確かにお墓の向きは、日当たりがよいので南向きが多いが、四方浄土と申しましてどちらにも仏様がおられますので、どちら向きでもよろしいかと存じます。
なお、終日 陽が当たらない場所や、木が生い茂っている場所、水はけがよくない場所は、墓地には適さないと存じます。

永代供養

永代供養とは、少子化が顕著になってきた現代社会では、選択する人が増えるなど、ニーズの高いものとなってきました。お墓参りをしてくれる人がいない、または、お墓詣りに墓地継承者が途絶えたり、納骨堂を継承する人がいないことを前提として、寺院や管理者が代わりに一定期間、供養を行う契約形態である。永代供養の永代とは、未来永劫という意味ではありませんので供養の期間を対象の管理規則で確認する必要があります。
この形式には納骨仏壇、永代供養壇、合葬墓、永代供養墓などがあげられます。
今まで、永代供養についての問い合わせのあったQ&Aを紹介し、今後に役立てて頂きたい。

将来、お墓の面倒を見る人がいない場合、墓じまいについて、どうすればよいか。

次の順序で行って下さい。

  1. 墓じまい後のお骨の移転先を決めておく
  2. お墓のある市町村役場で墓地改葬許可申請書の様式を受け取り、所定の事項を記入し、墓地若しくは霊園の管理者にお墓及びお骨が入っていることを承認して頂くために前記の申請書に署名、押印頂く。
  3. 2の許可申請書をお墓のある市町村役場に提出し、許可書を受け取る。
    ※許可書の受け取りは、郵送費を負担すれば郵送可能と思いますが、担当に尋ねて下さい。
  4. お墓の滅眼供養(精抜き供養)を寺院に依頼する。その後お骨を取り出す。お墓の取り壊しは、墓石業者などに依頼する。
  5. お骨の移転する施設(例:納骨堂、永代供養墓・・)の管理者に施設の使用申込書に墓地改葬許可書を添付して提出する。

以降は、当寺の形態で作成してあります。

合葬墓に納骨( ごう )したいが、手続きから供養までと供養料について尋ねます。

当寺は、納骨堂内の閻魔大王尊像下部若しくは本堂北墓地内誕生釈迦無尼仏像下部に納骨する方法があります。
納骨にあたっては、宗旨、宗派を問いません。

  1. 手続き方法は、永代納骨申込書に所定に事項を記入し、火葬許可書を添付して当寺へ提出する。

    ※2か所の納骨箇所のいずれかを選択し、書類に記入する。

  2. 当寺と調整し、納骨供養日時を決定する。

    ※誕生釈迦牟尼仏像への納骨には、戒(法)名版を設ける場合は、10日間要するので、それを考慮して日時を決定する。

  3. 永代納骨供養

    ※納骨供養後は、天候不順以外は、日中いつでもお参りできます。
    仏花、線香、ろうそく、お供えは持参して頂いても結構です。

    ※当寺主催の春・秋彼岸法要、盆施餓鬼法要には、閻魔大王尊像及び誕生釈迦牟尼仏像前で読経しますので、参詣希望であれば事前にご案内します。

  4. 供養料

    一霊納骨の場合   32,000円
    二霊納骨の場合   40,000円
    三霊納骨の場合   46,000円
    四霊納骨の場合   50,000円
    五霊納骨の場合   52,000円

合葬墓、将来のために予約できますか。新規

予約できます。事前に永代納骨供養(予約)申込書を当寺へ提出し、そのご供養料を納入すれば納骨の権利が得られます。

個別の納骨形式はありますか。

様々な事情で仏壇をご尊家に置くことができない方が対象で、当寺納骨堂内の二施設のいずれかを使用することができる。
宗旨、宗派は問いません。

  1. 納骨仏壇

    表側に位牌、裏側にお骨を三霊置くことができる仏壇形式で、天候不順以外は、日中いつでもお参りできます。
    仏壇内は、ろうそく、線香、仏花をお供え出来ませんが、閻魔大王尊像の前にお供えください。

    使用期間制限なし 納骨は四十九日以降合葬墓へ納骨可能

    「手続き方法」

    • ①龍源寺施設(納骨仏壇)使用申込書に関係書類を添付して提出
    • ②永代使用料に永代供養料を加えた代金を振込む
    • ③申込者に龍源寺施設使用承諾書を発行
    • ④申込者は、施設使用の権利を取得

    「費用」

    位置 永代使用料 永代供養料
    上段 750,000円 150,000円 900,000円
    中段 700,000円 150,000円 850,000円
    下段 650,000円 150,000円 800,000円
  2. 永代供養壇

    様々な事情で仏壇を自宅に置けない方のロッカー式の仏壇で位牌、お骨、遺影などが置くことが出来、使用期間限定のもの天候不順以外は、日中いつでもお参りできます。
    仏壇内は、ろうそく、線香、仏花をお供え出来ませんが、閻魔大王尊像の前にお供えください。

    「手続き方法」

    • ①龍源寺施設(永代供養壇)使用申込書に関係書類を添付して提出
    • ②永代使用料を振込む
    • ③申込者に龍源寺施設使用承諾書を発行
    • ④申込者は、施設使用の権利を取得

    「費用」

    保管霊骨数 永代使用料(17回忌まで) 永代使用料(33回忌まで)
    一 霊 200,000円 330,000円
    二 霊 400,000円 660,000円
    三 霊 600,000円 990,000円
    • 注 1、延長可能です。
    •   2、永代使用後は、合葬墓に納骨します。
  3. 永代供養墓

    お墓の継承や無縁を心配されている方向けの小規模な洋墓です。

    「手続き」

    当寺では、墓地希望者は、龍源寺施設(墓地)使用申込書に添付書類を付けて提出し、その後 速やかに永代使用料を振込されますと当寺は施設使用承諾書を発行する。墓地希望者は、権利を得られますので、いつでも墓石を建立することが出来ます。

    「費用」

    永代使用料 550,000円+墓石費+墓石工事費

永代経

永代経は、通常、永代祠堂供養を指すものである。
お互い人間である以上、亡くなった方々へのご供養が大切な勤めであるということは、お互い誰もがご存知です。供養しなければならないという事は、常に心掛けておられると思います。
現代のように目まぐるしく変わる忙しい世相の中では、お互いに日常の暮らしに追いまくられて、ともすれば忘れはしなくても、怠りがちになるのが世間一般の方々の常ではないでしょうか。
こういう時に、たとえご本人が忘れていても、必ずご供養の受けられるのが永代祠堂供養です。宗旨、宗派を問いません。檀信徒問わず
当寺では、秋期彼岸法要の中で最初に永代経開繙供養でお勤めします。
その後、日牌供養、同供養終了後、毎月の命日に月牌供養を行いますがこれを総称して永代祠堂供養と申します。

「手続き方法」

  1. 希望者には、事前に法要内容と申込書をご案内します。
  2. 申込書を提出
  3. 志納金を振込若しくは法要当日受付に支払う

「供養」

  1. 永代経開繙供養(秋期彼岸法要)
  2. 1終了後
    日牌供養(一定年間、毎日戒名を呼び出して、読経供養する)
  3. 2終了後
    月牌(永代にわたり朝課読経の折に毎月の命日に戒名を読み上げ供養する)

「費用」

志納金 日牌供養 月牌供養
100千円 毎日戒名読上供養 3年間 永代にわたり毎月の命日に戒名読上供養
200千円 毎日戒名読上供養 7年間 永代にわたり毎月の命日に戒名読上供養
300千円 毎日戒名読上供養 10年間 永代にわたり毎月の命日に戒名読上供養
500千円 毎日戒名読上供養 20年間 永代にわたり毎月の命日に戒名読上供養
700千円 毎日戒名読上供養 30年間 永代にわたり毎月の命日に戒名読上供養
1000千円 毎日戒名読上供養 50年間 永代にわたり毎月の命日に戒名読上供養
2000千円 毎日戒名読上供養 100年間 永代にわたり毎月の命日に戒名読上供養